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買い物を継続

OPEN BOOK酒造から缶サワーの販売が本格的にはじまります。先立ち、コンセプトを説明します。

(いろいろありますが)いちばん大切にしていることは、必ず本格焼酎や国産のお酒、ひいては誰がつくったかわかるお酒、を使うことです。

 

世の中の多くの缶チューハイやRTDでは、スピリッツやホワイトリカーが使われています。
それ自体を否定するつもりはありません。そうした設計には、当然それぞれの合理性があると思っています。

ただ、私たちは違う考え方でお酒をつくっています。
オープンブック酒造では、缶のお酒であっても、まず最初に「何の酒を使うか」を考えます。
どんな果物を合わせるか、どんな味にするか、その前に、ベースになるお酒そのものがどこから生まれているかを一番大事にしています。

 

小さな生産者を中心に、顔の見える本格焼酎や日本酒をベースにすること。
それは、オープンブックでサワーをつくり始めた頃から、ずっと変わらない姿勢です。

また、世の中には、柑橘や果物を前面に出した缶のお酒のブランドがたくさんあります。
もちろん副材料の個性はとても大事ですし、それを否定するつもりもありません。
ただ、私たちは副材料だけに頼った、甘い・酸っぱいだけの単調な味わいにはしたくないと思っています。

 

本格焼酎や日本酒を使うからこそ、余韻が違う
副材料の味をただ強く見せるのではなく、その味わいをひとつの特徴的な飲酒体験として成立させる最後の決め手が、お酒そのものの香りと余韻だと考えています。

 

私たちが選ぶお酒は、米麹づくりをはじめ、工程そのものにしっかりこだわりを持ってつくられているものです。
飲みやすいだけの大量生産のお酒とは違い、それぞれに個性のある味わいや香りがあります。
だからこそ、柑橘や果物を合わせたときにも、ただ飲みやすいだけでは終わらない、奥行きのある缶になると思っています。

(写真: 出雲市の板倉酒造さん)

 

もちろん、その副材料に使う柑橘や果物も、可能な限り国産の素材で仕込みます。
とはいえ、どこまでを純国産と言うのかは、実際にはそんなに単純な話ではありません。
 たとえば砂糖ひとつ取っても、きれいに割り切れないところはあります。
それでも、少なくとも自分たちが選べる範囲では、なるべく国内の素材と、国内でつくられている酒で組み立てたいと考えています。

(写真: 奄美市の富田酒造場さん)

 

そして、オープンブック酒造におけるセレクトの基準は、シンプルです。
そのお酒を飲んでほしいと思えるかどうか
缶サワーをつくるための無色透明なベースとして酒を選ぶのではなく、その酒自体に魅力があり、誰かに知ってほしいと思えること。そこが出発点です。

 

つまり、僕らの缶サワーは、素晴らしいお酒の入り口でもあり、エントリーラインでもあります。

 缶という手に取りやすい形を通じて、本来ならまだ出会っていなかったかもしれない本格焼酎や日本酒の世界に触れてもらう。
そういう意味で、これからのお酒業界の裾野を広げる存在でありたいと思っています。

 

そして、こうした商品づくりは、単に原料を探して仕入れるところから始まるわけではありません。
蔵を訪ねたり、イベントでご一緒したり、つくっている人の考えや空気に触れながら、少しずつ関係を築いていく。
その先に、ようやく「缶のお酒としてつかわせてもらう」という話が生まれてきます。

 

缶のお酒は、手軽さや飲みやすさだけで語られがちですが、その手前にある「酒そのもの」をちゃんと大事にしたいと考えます。


以上、これからもよろしくお願いします。

 

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